おきものはん~キモノよもやま話~花嫁衣裳

2016年春の出来事・・・
当学院の生徒さんの麻美ちゃんがご結婚されました
その挙式の際の「白無垢」姿のご依頼を頂きました!!

嬉しい反面、久方ぶりの花嫁衣裳のお着付けということで、ドキドキ ワクワク

こちらはモデルを生徒さんにお願いして前もってリハーサルをした時の写真です

このリハーサルは公開リハーサルとして生徒さんにお知らせして見学して頂き、今後花嫁衣裳など手掛けたいという方々、その他 勉強熱心な皆様に見て頂きました
(モデルさんをして頂き大変助かりました ありがとう~)

花嫁衣裳の着付けを学ぶ際には必要となる「小物の準備」

打掛を畳んだ上に小物を準備いたします

向かって右より、「かけ下帯」「抱え帯」「枕(帯揚げを掛けた状態)」「丸ぐけ帯締め」「帯板」「筥迫一式」「伊達締め」「腰ひも」

このように並べて、この上に掛下をかけて準備完了!!

(その他 扇子・着物ベルト・袖止めクリップは打掛の下に準備)

当日、仕上がった写真です

小物の筥迫一式は赤い色を使用いたしました

トレンドなんですね♡

1つ1つが勉強になります・・貴重な経験、体験が出来たおきものはんでした・・・・。

さてさて、この年の年末に舞い込んで来た嬉しい依頼は再び花嫁衣裳のお着付けの依頼

当学院の生徒さんの由美子さん(ヘアスタイリスト)とコラボして由美子さんのお友達のウエディング♡をお手伝い!

最近は麻美ちゃんもそうだったけどー、鬘をかぶったりしないんですね~♪

私の修業時代(ウエディングのお仕事を10年程度)は殆ど鬘で、後半の2年くらいで洋髪が流行してきたという感じだった~

時の流れを感じます( ^ω^)・・・  

ハイ 遠い昔の出来事です

花嫁衣装は私の場合、一人では行わず助手を伴いしています
打掛は重厚ですし、丁寧に扱い仕上げるためにも出来れば二人でお仕度するのが良いと思います
この日は、目下勉強中の由美子さんに助手をお願いしました

黒の色打掛姿です

たくさんの人が携わり 最高の作品を仕上げるような気持ちで プロとして皆、腕を振るいます!

ここで気になる一枚の写真を公開!

花嫁衣裳を仕上げる際に重要な「裾作り」

花嫁のお試験などのお勉強を経験済の方はご存知かと思います

裾の幅が均等に、しかも裾が立つようにキリリと仕上げなければならないのです・・・

(特に試験では~)

今回のおきものはん2つのウエディングをご紹介させていただきました

ウエディングの着付けは回数が少ない上に、一生に一度というプレッシャーもあり大変なお仕事ですがお客様の笑顔とお幸せな一日をお手伝いさせて頂けたという充実感はコノお仕事冥利に尽きるわけです!!

あゆみキモノ学院の学院生の皆様にもコノようなお客様の笑顔に出会える素敵な時間を是非とも経験して頂きたいと思います。

あっ・・・おきものはん、ポケットからお紐が覗いてまっせ

「おきものはん」~キモノよもやま話~ は連載ブログです

 

着物を通しての「出会い」や着物にまつわる「日々の小さな出来事」を思いのままににお伝えしています

 

もし、「おきものはん」お見かけされましたらお声かけ下さいませ

 

つづく・・・

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