市民講座「はじめてさんの着物学」 その3 

 

今回のテーマは「季節の装い」・・・

着物を着なくなった昨今、着物の衣替えについて学ぶということはやはり難しい・・・

 

しかも、本日に限り、飛び入り参加で「交換留学生」2名様!!

こちらは計算外でしたので内容の難解さはご勘弁を頂いて、着物を見て楽しんでいっていただければ・・・ っといったところです。

あゆみキモノ学院 谷口あゆみ 市民講座「はじめてさんの着物学」
紺色の着物は「紗」の着物で7月~8月に着用します 帯は「紗献上」夏物の博多織です 私の着物は単衣(6月と9月)塩沢紬です  帯は「絽縮緬」
あゆみキモノ学院主宰 市民講座「はじめてさんの着物学」夏の着物着装
今回の講座で初めての他人着付けを披露  着物は「立絽」帯は「紗」で名古屋帯のお太鼓結び
あゆみキモノ学院 はじめてさんの着物学 夏の装い
右側は木綿の浴衣に「紗献上」でお太鼓結びをしております  しっとり大人の装いのご提案です~
あゆみキモノ学院 市民講座 浴衣帯結び 貝ノ口
次回の講座は「浴衣の自装」というわけで、デモンストレーションをしていただきました
貝ノ口(男結び) 男性 女性どちらでも結ぶ帯結びです
貝ノ口(男結び) 男性 女性どちらでも結ぶ帯結びです

講座終了後に・・・

交換留学生の彼女達に浴衣姿の体験をしていただきました

あゆみキモノ学院 市民講座 交換留学生参加
背の高い彼女たちには丈が少々足らなくて裾を短く仕上げました        着物のキャパシティってスゴイですね・・・ 170センチの彼女にも装って頂くことが出来ました
着物好きになって欲しいな~
着物好きになって欲しいな~
15歳という若さの彼女たち・・・浴衣を羽織って本当に嬉しそう!!  日本での貴重な体験といい思い出になって欲しいと思います。
15歳という若さの彼女たち・・・浴衣を羽織って本当に嬉しそう!!  日本での貴重な体験といい思い出になって欲しいと思います。

一人でも多くの「着物愛好家」を増やしたい・・・

そんな思いで日々お着物を装っております

 

またお着物好きな方々にはどうか1年を通して着物の袖に手を通していただきたいのです

これは今の私たちにとって決して簡単なことではございません

 

着物の衣替えルールや格を知ると大変煩わしいことのように思えることもあるでしょう

しかし、洋服にはないこの煩わしさは逆に奥深さでもあると気づくとき、日本人の心の奥底に眠っている何かに響いていくのではないでしょうか・・・

 

私の身の回りから世界に向けて着物文化を発信して参りたいと存じます

 

次回は7月3日㈬ 「浴衣の着装」です・・・